昭和基地アーカイブ

S16オペレーション

S16オペレーション

南極地域観測事業では第Ⅹ期6か年計画に基づいて、昭和基地から約1,000km離れたドームふじ観測拠点IIでのアイスコア深層掘削が66次夏期オペレーションより本格的に開始される予定です。ドームふじ観測拠...

短冊に願いを

短冊に願いを

7月7日は七夕。日本のみなさんは、天の川を見られましたか? 7月7日の昭和基地は、あいにくの悪天候。6~7日にかけて、ブリザードが襲いました。このブリザードは最大平均風速29.5m/s、最大瞬間風速3...

除雪除雪の毎日

除雪除雪の毎日

基地北東部の除雪風景 撮影:JARE65 田村厳(2024年6月29日) 今年の越冬生活の前半は、度重なるブリザードが昭和基地を襲いました。最近はブリザードのペースが弱まりましたが、基地周辺には多くの...

南極に来てから半分が過ぎ...

南極に来てから半分が過ぎ...

南極に到着してから約半年間が過ぎ、生活には慣れてきましたが、ブリザードの脅威や星空の煌びやかさ、オーロラの幽玄さなどの自然現象には驚かされる日々です。 こちらでは6月1日より極夜を迎え、太陽を見ない日...

ミッドウィンターフェスティバル

ミッドウィンターフェスティバル

南極で越冬観測する世界各国の基地で、冬至※(日本では夏至)の時期になるとミッドウィンターフェスティバル(以下、「MWF」という)が開催され、互いに南極で迎えた極夜を喜び、お祝いし、お互いにグリーティン...

VLBIってなに?

VLBIってなに?

観測隊として活動していると、よく耳にする「VLBI観測」。VLBIとは、Very Long Baseline Interferometry(超長基線電波干渉法)の略だそうです。…聞きなれない単語の羅列...

さよなら太陽、ようこそ極夜

さよなら太陽、ようこそ極夜

6月初旬、昭和基地は極夜に入りました。7月中旬まで1日中太陽が昇らない日々が続きますが、極夜といっても1日中真っ暗というわけではありません。薄明期と呼ばれる日中の数時間は、水平線が赤く染まって夕方のよ...

南極の大気を採取

南極の大気を採取

モニタリング部門の岩波隊員が、大気サンプリングを行っていました。南極の大気を採取し、持ち帰るための作業で、月に2回の頻度で実施しています。 このサンプリングで採取された南極の大気は、国内に持ち帰って、...

昭和基地を綺麗に保つために

昭和基地を綺麗に保つために

65次越冬隊では、2ヵ月に一度、基地主要部の大掃除を行っています。原則全員参加で、塵や煤で薄黒くなった壁を拭き、家具・家電を動かして溜まった埃を取り除きます。今回は、娯楽室、BAR、通路を清掃しました...

南極の蜃気楼

南極の蜃気楼

南極では風のない晴れた日に蜃気楼(しんきろう)が見えることがあります。地表面(海面)の温度が低く空気の密度が大きくなると、光の屈折により蜃気楼が現れます。数分で終わってしまうこともあれば、出たり消えた...

排出された水のゆくえ

排出された水のゆくえ

水は生活するうえで欠かせないものです。昭和基地でも、洗濯、トイレ、風呂、厨房など、毎日水を使用し、多くの排水が発生しています。隊員が排出する水がどのように処理されているのか、お伝えしたいと思います。 ...

端午の節句

端午の節句

5月5日は端午の節句。この日はちょうど日曜日で休日日課だったこともあり、昭和基地ではたくさんのイベントが実施されていました。 まずはアマチュア無線のイベントから。 昭和基地には日本アマチュア無線連盟の...

レドーム修繕作業

レドーム修繕作業

昭和基地でも存在感のある、多目的アンテナのレドーム(高さ17m)。 内部に直径11mのパラボラアンテナが格納されています。 撮影:JARE65 山岡麻奈美(2024年3月7日) 昭和基地主要部の南東に...

南極で桜餅を味わう

南極で桜餅を味わう

越冬隊では、隊員同士の人間関係を円滑にし、越冬生活に彩りを加えることを目的に、生活係というものを設置しています。どんな生活係を設けるかは隊次によって異なりますが、65次越冬隊では食に関するものから娯楽...

南極大学

南極大学

隊員同士の相互理解および一般教養を深めることを目的に、越冬期間中、「南極大学」という講義を毎週金曜日の夕食後に実施しています。南極大学は、歴代の観測隊報告を遡ると第7次越冬隊の頃から既に始まっていたよ...

今日は世界ペンギンの日

今日は世界ペンギンの日

4月25日は「世界ペンギンの日」。南極にあるアメリカの観測基地、マクマード基地にアデリーペンギンが毎年4月25日前後に姿を見せることから、制定されたと言われています。 12月下旬に昭和基地に到着してか...

レスキュー訓練

レスキュー訓練

昭和基地は東オングル島と呼ばれる島の上にあるため、観測や設営作業で島外に出かけるときは、必ず海氷上を移動することになります。海氷上には海氷の割れ目(クラック)、海氷表面の水溜まり(パドル)といった様々...

4月の昭和基地

4月の昭和基地

4月になりましたね。新年度を迎え、環境が大きく変わられた方も多いかと思います。昭和基地では、4月9日の朝、マイナス20℃を記録しました。日に日に夜が長くなり、夕食を終える18時過ぎには、すっかり外は暗...

西オングル島へのルート工作

西オングル島へのルート工作

昭和基地は南極大陸から約4km離れた東オングル島という島の上にあるため、越冬期間中に南極大陸や周辺の島々で観測などを行う際には、海氷上を移動しなければなりません。海氷上にはタイドクラック(海氷の割れ目...

雪の結晶

雪の結晶

3月30日、昼前から夕方にかけて樹枝状結晶の単独結晶の雪を観測しました。 雪の結晶は雲の中で生まれた小さな氷晶が落下しながら周りの水粒とくっつきながら成長します。この結晶が溶けることなく地上に降ってき...