昭和基地の環境を守る

昭和基地の環境を守る

私たち観測隊は、観測と設備の維持管理を行いながら、昭和基地で生活をしています。それに伴い、設営作業時の廃材や故障した観測機器、生活ゴミなどの廃棄物と生活排水が発生します。今回は、廃棄物や生活排水の処理...

極夜の南極教室に向けた生中継試験

極夜の南極教室に向けた生中継試験

観測隊では、小中高校に向けて「南極教室」を実施しています。南極で行っている観測などを生中継で紹介し、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらう取り組みです。64次隊の越冬隊では、これまでに隊員ゆかりの...

5月の消防訓練

5月の消防訓練

5月に入り、昭和基地では日もめっきり短くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。64次隊の医療隊員かつ安全主任を務める三上です。われわれは、5月17日に月例の消防訓練を行いました。 本格消火に使...

昭和基地の発電を守る

昭和基地の発電を守る

私たち越冬隊が通年で滞在するうえで、観測の継続と基地の生活には安定した電力の供給が欠かせません。今回は昭和基地の発電機を担当する設営部門の仕事を紹介したいと思います。 基地主要部の建屋のうち発電棟に常...

B級ブリザードの中を歩く

B級ブリザードの中を歩く

5月9日から10日にかけて昭和基地では、低気圧の接近に伴いB級ブリザード※に見舞われました。外出注意令が発令される猛吹雪のなか、人員交代のため基本観測棟から基地主要部の建屋へ移動する隊員たちの姿があり...

風向風速計の点検

風向風速計の点検

昭和基地では、日本の気象台と同じように気温、湿度、風向・風速、気圧、雲、大気現象など地上気象観測を行っています。風が穏やかで晴れのこの日、地上から高さ約10mの測風塔に登り、風向風速計の点検を行ってい...

南極で地震を捉える

南極で地震を捉える

観測隊には、大地の変化を捉える「地圏変動のモニタリング」という観測部門があり、様々な方法で観測を行っています。そのうち今回は、地震の観測を紹介します。昭和基地の地震計室には短周期地震計※1と広帯域地震...

5月の昭和基地

5月の昭和基地

5月に入り、昭和基地の日の出は朝9時ごろとなりました。極夜が近づいていることを実感します。こどもの日を前に、19広場にこいのぼりを揚げました。隊員それぞれ日本の季節を思い、家族を思い出しながら、南極の...

レスキュー総合訓練

レスキュー総合訓練

観測隊は昭和基地だけでなく、南極大陸まで野外観測や作業に出かけることがあります。ひとたび野外に出ると海氷の割れ目(クラック)、氷河の割れ目(クレバス)など、多くの危険が潜んでいるため、隊員は海氷安全講...

オゾンの観測

オゾンの観測

気象部門では、気象定常観測のひとつとしてオゾンの観測を実施しています。オゾンとは酸素原子3つから成るO3と表される気体で、私たちの身の回りの空気中に存在する物質です。地上約10km~50km付近の成層...

昭和基地のネットワーク

昭和基地のネットワーク

昭和基地主要部の建物から東側を眺めると2つの黒いドームが見えます。多目的アンテナレドームとインテルサットレドームです。アンテナを自然環境から保護するためのドーム型の設備をレドームと言い、両レドームの内...

吹雪後の朝

吹雪後の朝

4月12日の昭和基地は低気圧の影響で、最大瞬間風速が毎秒27メートルに達し、強い吹雪の荒天となりました。観測隊が定める昭和基地のブリザードの条件を満たすほど吹雪は長く続きませんでしたが、安全対策として...

西オングル島へのルート工作

西オングル島へのルート工作

昭和基地のある東オングル島の隣、西オングル島には宙空部門が継続して観測を行っている拠点「西オングル 宙空テレメータ施設」があります。宇宙から放射される電波、地球上を伝播している自然電波、地磁気の脈動、...

雪尺観測

雪尺観測

気象部門では、昭和基地周辺の積雪状況を把握するため、継続して積雪の深さの変化量を計測しています。今回、北の浦の海氷上にある観測ポイントでの雪尺観測に同行してきました。 雪尺観測のエリアは、私たちが普段...

地磁気の観測

地磁気の観測

今回は観測隊が昭和基地で行っている基本観測のひとつ、地磁気の観測を紹介したいと思います。地球が持っている磁場のことを地磁気と言い、昭和基地では1966年に7次隊が開始して以来、継続して地磁気の観測を行...

南極地域観測隊が帰国

南極地域観測隊が帰国

3月22日午後10時26分、第63次南極地域観測隊越冬隊(越冬隊長:澤柿教伸)と、第64次南極地域観測隊夏隊(隊長:伊村智)を乗せた航空機が羽田空港へ到着し、帰国しました。 隊員の帰国を待つご家族や関...

昭和基地で野菜作り

昭和基地で野菜作り

昭和基地への物資補給は食糧品含め、「しらせ」による輸送の年1回に限られています。そのため葉物野菜や卵など生鮮食料品は、越冬生活の前半で尽きてしまいます。そんな隊員の食生活を少しでも豊かなものにするべく...

初ブリザード

初ブリザード

昭和基地では、3月11日5:40~3月12日2:50(昭和時間)、継続時間11時間25分のC級ブリザードを記録しました。 ブリザード時の基地主要部周辺 撮影:JARE64 大山まど薫 (2023年3月...

帰国まで1週間

帰国まで1週間

3月11日にトッテン氷河沖の流氷域を離脱して以降、63次越冬隊、64次夏隊本隊を乗せた「しらせ」は、最終寄港地であるフリーマントルへ向かって東経110度のラインを北上しています。この海域では往路と同じ...

トッテン氷河沖の海洋観測終了

トッテン氷河沖の海洋観測終了

2月25日より行われていたトッテン氷河沖での海洋観測は、3月11日に終了しました。 「しらせ」乗員をはじめ、多くの方の協力のおかげで観測を終えることができました 撮影:JARE64 山口真一(2023...