JARE62アーカイブ

向岩ルート工作

向岩ルート工作

昭和基地は東オングル島という島の上にあるため、南極大陸や周辺の島々へ渡るためには、海氷上を移動する必要があります。 先日のブログでも紹介したように、昭和基地の周辺の海氷上には、タイドクラックなどの危険...

レスキュー訓練

レスキュー訓練

4月5日~8日にかけて、レスキュー訓練が実施されました。3月18日の海氷安全講習の記事で紹介したように、昭和基地の周りにはタイドクラックが多く潜んでいます。また、南極大陸上でもクレバスがいたるところに...

西の浦でのGNSS観測

西の浦でのGNSS観測

4月3日、西の浦の海氷上にGNSSブイを設置しました。西の浦は、昭和基地のある東オングル島の西側の小さな湾です。西の浦と基地の位置関係はこちらのページをご覧ください。夏の間は氷が融けて海面が見えていま...

嵐の間の夕日

嵐の間の夕日

昭和基地は3月中旬から、荒天にしばしば見舞われてます。 ブリザード前に見えたハロ 撮影:JARE62 新居見 励(2021年3月21日) 空には雲が広がり、どんよりとした空模様。 低気圧が近づけは、風...

降水レーダー試験運転

降水レーダー試験運転

昭和基地の西のはずれにある半球型のレドーム。ここには降水レーダーのアンテナが収められています。 レドームの外観 撮影:JARE62 柴田 和宏(2021年1月14日) このレーダーは、降雪時の昭和基地...

62次隊初のブリザード

62次隊初のブリザード

3月18日(木)~19日(金)にかけて、62次隊が越冬を開始して初めてブリザードとなりました。ブリザードの基準は以下の表のとおりで、各階級のブリザードはそれぞれの基準を満たした段階で階級が決まります。...

海氷安全講習

海氷安全講習

短かった夏も終わり、気温がマイナス二桁まで下がる日も増えてきました。これから、長い冬が始まるのを前に、海氷安全講習が3月15日~17日に実施されました。 昭和基地は、南極大陸から約4km離れた東オング...

光学観測開始

光学観測開始

南極圏に位置する昭和基地は、12月から1月まで、白夜となり夜が来ません。沈まない太陽も魅力的なのですが、日が沈むようになってくると別の素敵な現象が見れるようになります。その一つがオーロラです。宇宙から...

VLBI観測

VLBI観測

2月23日の昭和時間20:30(17:30UTC)から翌24日の昭和時間20:30(17:30UTC)までの24時間、昭和基地では「多目的衛星受信アンテナ(多目的アンテナ)」を使ったVLBI(Very...

空を観察して、わかること。

空を観察して、わかること。

日々、空を観察していると、さまざまな空気の動きを読み取ることができます。 先日の夜、昭和基地から美しい夕日が見えたときを例に、紹介します。 日没直後に輝く空 撮影:JARE62 新居見 励(2021年...

野菜ケアオペレーション

野菜ケアオペレーション

越冬交代から1カ月が過ぎ、徐々に昭和基地での生活にも慣れてきた2月下旬のある日、調理隊員から野菜ケアオペレーションの実施が告げられました。 10月に納品されてから、「しらせ」に乗って赤道を超え、南極ま...

61次越冬隊、62次夏隊が帰国!

61次越冬隊、62次夏隊が帰国!

2月22日7時52分、南極観測船「しらせ」が横須賀港に入港し、61次越冬隊28名、62次夏隊13名が南極での任務を終えて帰国しました。 観測隊員は入国手続きなどを経て15時ごろ下船しました。越冬隊員は...

地震をとらえる

地震をとらえる

昭和基地では様々な方法で地球の変動を観測しています。今回は、その中の一つ、地震観測について紹介します。 昭和基地では第3次隊の頃 (1959年2月) から地震計での自然地震観測が行われてきました。第8...

Green out

Green out

雲は低く小雨も交じる2月10日の朝、「しらせ」は左舷にバリ島、右舷にロンボク島を見ながら海峡を進む。第62次夏隊員は昨年11月29日以来、第61次越冬隊員は2019年12月2日にフリーマントルを出航し...

一番星

一番星

白夜が終わり、徐々に日が短くなってきた昭和基地。少し前から月も綺麗に見えるようになりました。 といっても、まだ太陽が沈んでいるのは5時間程度です。 月と蜃気楼 撮影:JARE62 天城正人(2021年...

昭和基地で見た絶景

昭和基地で見た絶景

南極といえば、白い大地、青い空、沈まない太陽、オーロラ・・・こういった、大自然の”絶景”が想像されるかもしれません。 今回は、そのいずれでもない”絶景”について共有したいと思います。 2月2日の午前1...

蜃気楼が見えました

蜃気楼が見えました

2月1日の早朝、水平線近くにある氷山が、伸びて、浮き上がって見えました。 でも数時間後には消えてしまったので、気づいた隊員は、少なかったようです。 氷山の蜃気楼1 撮影者:JARE62 阿保敏広(20...

福島ケルン慰霊祭

福島ケルン慰霊祭

2月1日月曜日、穏やかな快晴の空の下、福島ケルン前で慰霊祭を執り行いました。福島ケルンとは、1960年10月に、第4次南極地域観測隊で越冬中に遭難し、お亡くなりになられた、故福島紳隊員の死を悼むために...

昭和基地で感じる幸せ

昭和基地で感じる幸せ

私は、昭和基地で仕事ができて幸せです。 ある日の午前2時30分、私は気象観測を見学に行きました。 すると、空には定刻に気球が上がっていきました。 気球の放球 撮影:JARE62 稲村友臣(2021年1...

基本観測棟へのバトンタッチ

基本観測棟へのバトンタッチ

基本観測棟は昭和基地の中で最も新しい建物です。基地機能の長期的な整備計画に従って、老朽化が進んだ気象棟(第14次隊建設、第61次隊解体)、環境科学棟(第15次建設、第62次解体)、電離層棟(第18次建...