福島ケルン慰霊祭

21日月曜日、穏やかな快晴の空の下、福島ケルン前で慰霊祭を執り行いました。福島ケルンとは、196010月に、第4次南極地域観測隊で越冬中に遭難し、お亡くなりになられた、故福島紳隊員の死を悼むために建てられた石積みの慰霊碑です。

管理棟から100mほど離れた場所に建てられたケルン 
撮影:JARE62 金城順二(2021年2月1日)

 

慰霊祭では、阿保越冬隊長が事故の経緯説明と併せて、慰霊の辞を読み上げ、隊員全員が焼香と黙祷をささげ、福島隊員のご冥福をお祈りするとともに、第62次越冬隊の安全を祈願しました。

事故の経緯と慰霊の辞を読み上げる阿保越冬隊長と聞き入る隊員達 
撮影:JARE62 金城順二(2021年2月1日)
ケルンに焼香をささげる阿保越冬隊長 
撮影:JARE62 金城順二(2021年2月1日)

 

現在、基地主要部にはライフロープが張り巡らされ、ブリザード時の外出注意令・禁止令の発令など、事故を教訓に様々な安全対策が施されており、19611月にケルンが設置されてから60年、観測隊員の死亡事故は起こっていません。

しかし、我々が活動する南極の地では、常に危険と隣り合わせであることを隊員一人一人が再度意識し、63次隊へ業務を引き継ぐまでの約1年間、事故なく安全に昭和基地を守っていく決意を新たにした慰霊祭となりました。

 

JARE62 金城順二)