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夏と冬とコウテイペンギン
1月19日、その日の朝はやってきた。昭和基地の越冬隊員は、越冬交代を経て基地のすべての運営を担うという責任の重さをひしひしと感じている。それまで頼りにしていた先輩越冬隊員や夏隊員が「しらせ」に戻ると、...
1月19日、その日の朝はやってきた。昭和基地の越冬隊員は、越冬交代を経て基地のすべての運営を担うという責任の重さをひしひしと感じている。それまで頼りにしていた先輩越冬隊員や夏隊員が「しらせ」に戻ると、...
南極の地図を見たことはありますか。 日本の南極観測地域では、1次隊(1956年)から『基準点』という位置の基準となる点を設置し、航空機からの空中写真などを使用して地図を作成してきています。この地図作成...
東オングル島西側の小さな湾は西の浦と呼ばれ、海上保安庁が設置した水位計による潮位観測が行われている。この観測は第12次(1971年)に開始されて、数回の水位計の更新を経て、現在は自動連続観測によりリア...
昭和基地があるのは東オングル島。その対岸に広がる南極大陸上、昭和基地から東に約20kmのS17地点は、南極大陸への内陸旅行・航空拠点として重要な場所となっていて、昭和基地周辺にある唯一のリアルタイムで...
12月21日の晩から氷上輸送がスタート。24日の朝まで白夜の3晩をかけて順調に大型物資が「しらせ」から昭和基地に持ち込まれました。その後、24日は1晩休んで、25日の晩から28日の朝まで3晩をかけて昭...
12月25日にラングホブデ・ザクロ池、12月26日に西オングル島・大池に設置してある地温計の保守へ行ってきました。 地温計観測では地下2mまでに埋設されている地温計で地中の温度の通年観測を行い、温暖化...
南極昭和基地大型大気レーダー(PANSY)エリアには約1000本のアンテナが林立しています。雪で埋まってしまわないよう、白夜で晴れていれば終日太陽光を受けるこの時期には、砂撒きをして雪をとかします。 ...
南極大陸沿岸露岩域に設置してある無人観測点の保守のために、12月19日~20日でラングホブデ(昭和基地の南方30kmくらい)に、12月22日~23日でスカーレン(昭和基地の南方90kmくらい)に行って...
なんだこの景色は!? 昭和基地内を見回ると、このような尖った雪の形が残っているところをあちこちに見つけました。 昭和基地の不思議地形 撮影:JARE62 新居見 励(2020年12月20日) 尖った雪...
現地時間12月19日8時7分(日本時間14時7分)、昭和基地の約5マイル先に停泊している南極観測船「しらせ」から、62次隊員を乗せたヘリコプターの第一便が出発し、現地時間8時15分(日本時間14時15...
東南極域エアロゾルの変動を調べるため、日本から昭和基地までの航路上でエアロゾル観測を実施しました。 エアロゾルは大気中に浮遊している微粒子のことで、日射の散乱や雲の特性変化等を通して地球規模で気候に影...