12月16日、ヘリコプターでしらせを発って氷河脇のキャンプへ。ラングホブデ氷河での野外観測が始まります。わたしたちの観測は53、59次隊に次いで3回目。63次隊では、これまでよりも上流側で氷を掘削して、陸にのった氷河の底面を調べます。まずは露岩のキャンプから徒歩で氷河に通って、掘削、キャンプ、ヘリコプター着陸に適した場所を選びます。電波を使って氷の厚さを測定し、氷の動きや気象を測定する装置を設置しました。氷河を望む岩山のピークには自動撮影カメラを設置し、氷河の動きや変化を記録します。今後はヘリコプターを使って機材をラングホブデ氷河へ輸送。キャンプを移設して、氷河上での観測生活を目指しています。
(JARE63 杉山慎)