12月21~22日にヘリコプターを使って、ラングホブデ氷河への物資を輸送。氷河の上に観測機材が揃いました。キャンプを設営して、本格的な観測活動がスタートします。熱水を使った氷河掘削システムを準備して、12月24日から掘削作業を開始。12月31日の掘削では、ついに氷河底の岩盤まで、550メートルの氷を掘削することに成功しました。陸にのった氷河を底面まで掘削するのはラングホブデ氷河では初めてのこと。氷の底には氷河の動きと水圧を測定するセンサ、氷の中には地震計と氷温センサを設置しました。世界的にも前例のない観測成果が期待されます。
(JARE63 杉山慎)