氷河の底まで550メートルを熱水掘削

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12月2122日にヘリコプターを使って、ラングホブデ氷河への物資を輸送。氷河の上に観測機材が揃いました。キャンプを設営して、本格的な観測活動がスタートします。熱水を使った氷河掘削システムを準備して、1224日から掘削作業を開始。1231日の掘削では、ついに氷河底の岩盤まで、550メートルの氷を掘削することに成功しました。陸にのった氷河を底面まで掘削するのはラングホブデ氷河では初めてのこと。氷の底には氷河の動きと水圧を測定するセンサ、氷の中には地震計と氷温センサを設置しました。世界的にも前例のない観測成果が期待されます。

しらせ搭載ヘリコプターの支援を得て、氷河上に機材を輸送しました。
撮影:JARE63 杉山慎(2021年12月22日)
熱水掘削システム。写真左上の熱水ジェットで氷をとかしながら掘削します。
撮影:JARE63 杉山慎(2021年12月24日)
深さ550メートルの掘削孔。直径は約15センチメートル(写真下は靴の先端)。
撮影:JARE63 杉山慎(2021年12月31日)
掘削した孔を使った観測。長いロープで測定装置を降ろします。
撮影:JARE63 杉山慎(2021年12月31日)

(JARE63 杉山慎)