トッテン氷河沖に到着

3月6日、トッテン氷河沖の最初の観測点に到着しました。いよいよ約3週間のトッテン氷河沖集中観測の幕開けです。レグ2からは海洋研究者や技術者が多く乗船しており、よりパワーアップした体制で観測に望みます。

気温は-3.2℃(12:00時点)いまが一番暖かくこれからどんどん冷え込んでいく予報です。
撮影:JARE67 池田未歩(2026年3月6日)

集中観測1日目から観測メニューが盛りだくさん!レグ2から始まった鉄観測を含む基本の海洋観測各種(CTD/LADCP/がま口ネット)のほか、こちらも67次隊行動ではレグ2からスタートする観測である自律型水中ロボット(AUV)「MONACA」の浮力調整や測線航走による海底地形調査・高精度XCTD観測が行われました。

初日から盛りだくさんの観測メニューでしたが、レグ1で実施しているものも多くテキパキと作業が進んでいきます。
撮影:JARE67 池田未歩(2026年3月6日)
紐をつけた状態でMONACAの浮力調整を行いました。
撮影:JARE67 池田未歩(2026年3月6日)

海底地形調査やXCTD観測に携わる隊員で混雑する第3観測室。
海底の形や水温・塩分の分布を測るなど、どちらも海の構造を詳しく理解するための観測です。
撮影:JARE67 池田未歩(2026年3月6日)

ちなみにMONACAは、南極の海氷や棚氷域を探査する国産の自律型水中ロボット(AUV)です。64次で「しらせ」から日本初の南極海でAUV走行達成(有索)、昨年66次ではケーブルを外し、リュツォ・ホルム湾とトッテン氷河沖での無索運用に成功し、同海域では世界初のAUVの無索運用となりました。

参考:
【観測隊ブログ】「MONACAリュツォ・ホルム湾内の完全自律走行、達成!」
【観測隊ブログ】「MONACAトッテン氷河沖での完全自律走行、達成!」

64次66次に続き3度目の南極観測への参加となります。「今年はもっと(無索での)走行距離を伸ばしたい」と意気込むMONACAチームリーダーの山縣さん。MONACAの今年の挑戦も随時SNSやブログで取り上げますので、お楽しみに。

(JARE67 池田未歩)