廃ドラム缶圧縮作業

南極地域で発生したごみは、「環境保護に関する南極条約議定書」や国内法に基づき、原則としてすべて自国へ持ち帰る決まりとなっています。そのため、日本の南極地域観測隊には、昭和基地での生活や観測活動で発生する汚水や廃棄物の適正な処理・管理を担当する環境保全担当隊員が配属されています。

9月19日、環境保全担当隊員を中心に、南極で使用された燃料等の廃ドラム缶を圧縮して持ち帰るための準備作業が行われました。空となったドラム缶はドラム缶専用のパレットに載せて持ち帰るほか、一部は圧縮機でコンパクトにして持ち帰ることになります。隊員たちは環境保全担当隊員の指示のもと、ドラム缶内に残留した廃液を取り除いた後、圧縮してリターナブルパレットへ集積。持ち帰りに向けた準備を着々と進めました。
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そのほかにも、環境保全担当隊員は汚水処理施設の維持管理や廃棄物の管理・分別指導を担っています。生活用水や汚水の処理装置を毎日点検して正常な稼働を維持するほか、「南極地域の環境の保護に関する法律」に則ってごみの細かな分別を徹底し、持ち帰りに向けた梱包や積込みまで一貫して行い、南極の環境を守り続けています。

(左)廃油を取り除く作業を行う隊員
(右)空ドラム缶の圧縮作業を行う隊員
撮影:JARE67 鎌田隆雅(2026年9月19日)
(左)廃棄物として持ち帰るための目印をつける環境保全担当隊員
(右)圧縮後の廃ドラム缶を集積したリターナブルパレット
撮影:JARE67 鎌田隆雅(2026年9月19日)

(JARE67 鎌田隆雅)