しらせ出港2024

南極観測船「しらせ」が2024年11月20日午前、海上自衛隊横須賀基地・逸見岸壁から出港しました。「しらせ」は海上自衛隊の運航する砕氷船で、南極観測の輸送を担っています。今シーズンも観測・設営用の物資を搭載して南極へ向かいます。

「しらせ」が岸壁から離れていく中、乗員のご家族と思われる小さなお子さんが「いってらっしゃい」「がんばって!」と大きな声で見送っていました。

雨が降る中、逸見岩壁に停泊する「しらせ」
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年11月20日)
出国行事で挨拶を行う極地研の野木所長(右)
(雨天のため、出国行事の式典は基地内体育館にて執り行われました)
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年11月20日)
出港!
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年11月20日)
帽振れをしながら「しらせ」を見送る観測隊員たち
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年11月20日)

「しらせ」は12月上旬にオーストラリアのフリーマントル港で観測隊員を乗せ、来年1月上旬にまでに昭和基地に到着。その後、2月下旬に昭和基地を離れ、オーストラリアにて交代で別チームが乗船し、南極に折り返します。隊員を入れ替えて南極に戻る「2レグ ※1」制をとるのは、今回が初めてとなり、帰港は4月を予定しています。

 なお、フリーマントル出港後は「しらせ」の航海状況をHPで確認することができる予定です。※2
「しらせ」の動向を見守りながら、観測隊の活動を是非応援してください!

※1...2レグ制とは https://nipr-blog.nipr.ac.jp/jare/202408302-15.html
※2...観測隊はいまどこ? https://www.nipr.ac.jp/antarctic/jare/map66.html


(JARE66 北本憲央)