12月16日にスタートしたラングホブデ氷河での野外観測を、2月6日の活動で完了しました。この間、3地点で5回の熱水掘削を行って、氷河の底での観測に成功しました。また、氷河が流れる速度、氷の厚さ、氷の動きによる地震、気象などを測定しています。各種の装置を氷河に残して今後も測定を続け、1年後にデータを回収する計画です。観測期間中は、約6週間にわたってキャンプに滞在して、厳しくも美しい氷河での生活を満喫しました。2月に入ると太陽の高度が下がって、気温も低くなってきました。南極のつかの間の夏が終わろうとしています。
(JARE63 杉山慎)