越冬交代

2月1日の現地時間910分(日本時間1510分)より昭和基地の19広場において越冬交代式を執り行い、63次越冬隊(澤柿越冬隊長)は、昭和基地の施設管理と運営を62次越冬隊(阿保越冬隊長)から引き継ぎました。これをもって、63次隊は、昭和基地において越冬成立の運びとなりました。

式には、63次隊の牛尾隊長(兼夏隊長)をはじめとする63次夏隊員のほか、「しらせ」の酒井艦長と乗員も立ち会いました。

両隊の集合写真
撮影:JARE63 白井あゆ美(2022年2月1日)

式の終了後には第62次越冬隊員を乗せて「しらせ」に向かうヘリコプターを見送りました。引き継ぎなどのために昭和基地に残る者も29日までに「しらせ」に乗り込み帰国の途につく予定です。

ヘリコプターに乗り込む62次越冬隊を見送る63次隊
撮影:JARE63 馬場健太郎(2022年2月1日)
ヘリポートで見送りの様子
撮影:JARE63 馬場健太郎(2022年2月1日)
約1年降りに「しらせ」に乗船した62次越冬隊を63次夏隊の一部の隊員が出迎えました。
撮影:JARE63 白井あゆ美(2022年2月1日)

一方、63次越冬隊員は、昨年12月に昭和基地に到着して以来約1ヶ月半の間過ごしてきた夏期隊員宿舎から居住棟へ引っ越し、総勢32名での越冬生活がスタートしました。これからの越冬期間中は、所期の観測課題を着実に遂行し、次の隊に観測体制をしっかりと継承すべく、安全を第一に、昭和基地の維持管理に全力を尽くして参ります。

(JARE63 馬場健太郎)