地質チームの5名は11月下旬にプリンセス・エリザベス基地(ベルギー)を出発し、セール・ロンダーネ山地中央部でキャンプ生活をしながら調査をおこなっていましたが、1ヶ月のキャンプ生活を終え、12月26日に無事基地に帰還しました。
時にクレバスに遭遇しながらも、安全に気を付けながら氷上・雪上をスノーモービルで移動し、その後は徒歩で露岩に取りつき、地質調査をおこないました。
これまでの総移動距離は1000kmを超え、セール・ロンダーネ山地を広範囲にカバーする地質調査をおこなっています。ベルギー隊に輸送支援をしていいただき、さらに、天候に恵まれたおかげで、想定していたよりも快適なキャンプ生活となりました。
5人だけの生活を大きな事故やケガもなく過ごせたことに安堵し、昨日(12月26日)はメンバー全員がベルギー基地で1ヶ月ぶりのシャワーを堪能しました。
これから帰国までの期間は、再びプリンセス・エリザベス基地を拠点として、セール・ロンダーネ山地南西部の地質調査をおこないます。
(JARE61 東野文子)