2026年8月24日から26日にかけて、富士山で高所訓練を実施しました。参加者は、第68次南極地域観測隊ドーム隊の4名に加え、越冬隊の野外観測支援隊員および医療隊員の計6名です。
ドーム隊は、昭和基地から内陸へ約1000km離れた標高約3800mのドームふじ観測拠点IIで活動します。今回は、高所への順応を目的として、パルスオキシメーターで血中酸素飽和度や脈拍を測定し、自分の身体が高所でどのように反応をするのかを確認しました。また、野外行動技術の講習として、テーピングや救助用ロープワークの講習を実施したほか、南極で使用するハンディGPSや簡易気象測器の使用講習も行い、充実した訓練となりました。高度が上がるにつれて頭痛などの不調を感じる隊員もいましたが、全員が無事に標高3776 mの山頂に登頂することができました。
撮影:JARE68 石沢孝浩 (2026年8月24日)
撮影:JARE68 津滝俊 (2026年8月25日)
撮影:JARE68 津滝俊 (2026年8月25日)
山頂付近にある浅間大社でおみくじをひいてみたところ、なんと大吉でした。おみくじには、「思う事 思うがままに なしとげて 思う事なき 家の内哉(うちかな)」と記されており、胸にすっと入ってくる言葉でした。南極で「思う事思うがままになしとげ」るために、1か月半後に迫ったドーム隊の出発に向けて、引き続きしっかりと準備を進めていきたいと思います。
(JARE68 川上薫)


