JARE68夏期総合訓練

6月15日から18日にかけて、第68次南極地域観測隊員候補者および同行者候補者約80名を対象とした「夏期総合訓練(夏訓)」を、国立極地研究所とアリーナ立川立飛で実施しました。実技メインの冬期総合訓練とは異なり、夏訓は隊の構成や計画概要への理解を深める座学が中心です。

隊長・越冬隊長による68次計画の概要説明。1日目は一部の隊員のみ参加、2日目は越冬隊のみ対面参加、それ以外はオンラインで参加した。
撮影:国立極地研究所 広報室(2026年6月16日)
極地研大講義室で開催した夏期総合訓練、3日目からは全員が対面参加。
撮影:国立極地研究所 広報室(2026年6月17日)

講義では、南極観測事業の基礎をはじめ、安全対策、近年利用頻度の高い無人航空機運用、環境保護、物資の国内準備や輸送プロセスなど、出発までに必要な具体的手続きに関して説明を受けました。さらに、先遣隊や越冬隊、女性隊員、同行者といった各対象別の会合も個別に行われ、それぞれの立場に応じた説明がなされました。

越冬隊ワークショップでの講義「越冬隊の生活」
撮影:国立極地研究所 広報室(2026年6月16日)

最終日の午前中には、医療資源が限られる南極現地での緊急時に備え、隊員同士で安全に生体輸血を行うための「血液交差試験」の採血を実施。午後には会場を移し、現地でのあらゆる傷病を想定して仲間の命を繋ぎ止めるための実技プログラム「救命救急処置訓練」に全員で参加しました。

近隣のアリーナ立川立飛で実施された「救命救急処置訓練」
撮影:国立極地研究所 南極観測センター(2026年6月18日)

7月1日には隊員室が開設される予定です、出発に向けた国内準備はいよいよ本格化します。

(国立極地研究所 広報室)