コウテイペンギンまつり

南極観測船「しらせ」船内では、クジラやペンギン、オーロラが視認されると船内放送が流れます。午前中の観測が終わり、午後の観測点へ移動中のとある日「船尾でコウテイペンギン視認」という放送が入りました。 

急いでヘルメットや手袋などの装備を整えて外に出ると...いました!コウテイペンギン!

コウテイペンギンが数十羽乗った海氷
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年3月10日)

しかも、このほかにもコウテイペンギンの乗った海氷がごろごろと流れてきます。昭和基地ではコウテイペンギンよりふた回りほど小さいアデリーペンギンとよく遭遇するのですが、繁殖地の遠いコウテイペンギンは年に数回見ることができれば良い方...というとてもレアな存在。「しらせ」の航路上で出会うことも珍しく、昨年のレグ2期間では1、2匹みられた程度という話でした。

アデリーペンギンと一緒に過ごしている海氷、妙な配置で並んでいる海氷など...
グループごとに特徴があって見ているだけで楽しいです。
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年3月10日)
アザラシの乗った海氷も一つだけ見つけることができました。
撮影:JARE67 池田未歩 (2026年3月10日)

一緒に眺めていた隊員からは「回転寿司のようだ」と呟く声が聞こえてきます。それもそのはず、本当に次から次へととめどなくペンギンの乗った海氷が流れてくるので、どこを見たらよいのやら、カメラを持ってオロオロしてしまうほど。

今年は天候に恵まれており、トッテン氷河に着いてからほぼ休みなく観測を行なっているのですが、ちょうど海洋観測のないタイミングに多くの隊員で南極らしい景色を楽しむことができました。

(おまけ)
3月14日にトッテン氷河沖からのYoutubeライブ配信を実施しました。ご視聴いただいたみなさま、ありがとうございました!終盤でたまたまコウテイペンギンがやってきてくれたのですが、配信が終わった途端に海へと帰っていきました。ゲリラ出演ありがとう!

YouTubeライブのアーカイブはこちら

退勤?
撮影:JARE67 池田未歩(2026年3月14日)

(JARE67 池田未歩)