3月11日、HFレーダーの保守作業を実施しました。
昭和基地主要部の南東側には、HFレーダーの高さ15mのアンテナが40基並んでおり、基地の中でもひときわ目を引く観測エリアとなっています。このHFレーダーは、電離圏のプラズマ対流を常時観測する重要な装置ですが、ブリザードなど南極の厳しい環境にさらされているとアンテナの一部が破損することがあり、担当隊員を中心に保守作業を行います。
今回の保守作業ではアンテナ素子(長さは約14mもあります)を2本交換しました。
アンテナ素子は高さ15mの位置にありそのままの状態では交換作業が難しいため、ウインチを使ってアンテナを倒す必要があります。限られた人数しかいない昭和基地では担当隊員だけでは作業ができないため、今回は調理隊員や気象隊員などの支援を得て、無事に交換作業を終えることが出来ました。
これから本格的な冬を迎える昭和基地ですが、積雪の多い時期でも観測が続けられるようブリザードが少ないことを願うばかりです。
撮影:JARE67 井上創介(2026年3月11日)
氷点下の作業でも終わった頃には汗だくです。
撮影:JARE67 井上創介(2026年3月11日)
(JARE67 松浦大輔)


