2月13日(金)午前、第67次南極地域観測越冬隊29名全員が参加し、昭和基地の管理棟から約100m離れた場所に建てられた福島ケルン前にて、慰霊祭を執り行いました。
福島ケルンとは、1960年10月、第4次南極地域観測隊員として越冬中にブリザードの中遭難し、亡くなった福島紳隊員の死を悼むために建てられた石積みの慰霊碑です。福島ケルン慰霊祭は、昭和基地の基地運営を引き継いだ隊が越冬を始めるにあたり、安全に越冬を乗り越える決意を新たにするため、毎年行われています。
慰霊祭では、江尻越冬隊長が事故の経緯と慰霊の辞を読み上げ、全員で黙祷を捧げました。
福島隊員の事故以降、幸いにも隊員の死亡事故は起こっていません。しかし、南極の厳しい自然環境はいつ私たちに牙をむくかわからず、常に危険と隣り合わせです。67次越冬隊も、福島隊員の事故を教訓に、次隊に昭和基地の管理と運営を引き継ぐまで遭難や事故を起こさないよう心掛け、安全を第一に任務を遂行することを心に誓いました。
撮影:JARE67 下迫龍一(2026年2月13日)
撮影:JARE67 下迫龍一(2026年2月13日)
(JARE67 鎌田隆雅)


