「RINGS」用ドラム缶燃料輸送

2月3日から4日にかけて、来年の夏期間に予定されている航空機観測「RINGS」のための燃料空輸が行われました。

航空機観測「RINGS」とは、航空機を用いて氷レーダーや重力計観測を行い、データに限りのある氷床沿岸域での基盤地形を明らかにすることで、暖水の流入経路や接地線の将来予測、氷流出量など、氷河変動を理解することを可能とするための国際共同プロジェクトです。
南極氷床棚氷における高解像度底面融解量の推定 |一般研究観測|観測課題|南極観測|国立極地研究所

今年の燃料輸送はインドが担当し、来夏の活動拠点の提供は日本が担当することになっています。そのため、インド隊が船で昭和基地周辺へ回航し、その船からヘリで昭和基地へ燃料を運ぶことになりました。

隊員たちは安全に配慮しつつ、インド船ヘリからスリングネットで吊るされた200klドラム缶を受け入れ、トラックに載せてAヘリポートまで運びました。昭和基地へ運び込まれた200klドラム缶は250本にもなる中、受け入れ~移送まで2日間にも及ぶ重労働を無事終えました。また、日本の観測隊員や「しらせ」乗員以外はめったに来訪者がないここ昭和基地に外国隊の人がくる、というのも非常に貴重な体験だったのではないかと思います。

スリングネットで吊るされたドラム缶を切り離すインド隊のヘリ
(2026年2月3日)
下ろされたドラム缶
(2026年2月3日)
送り込まれたドラム缶は、燃料の置き場となっている昭和基地のAヘリポートへ運ばれます
(2026年2月3日)
ドラム缶を吊るしていたスリングネットを回収し、インド隊へ返却します
(2026年2月3日)
昭和基地Aヘリポートでドラム缶を並べる隊員
(2026年2月3日)
 
250本のドラム缶が並んだAヘリ
(2026年2月3日)

(JARE67 鎌田隆雅)