昭和基地時間の1月21日0時20分頃、太陽が地平線の下に沈み、約2か月続いていた白夜が終わりました。この日は風がやや強かったものの、からりと晴れ、昭和基地で最も標高の高い蜂の巣山から久しぶりの日没を眺めることができました。
撮影:JARE67 池田未歩(2026年1月21日)
撮影:JARE67 池田未歩(2026年1月21日)
日没といっても、太陽はまだ地平線近くを移動しており、夕焼けがそのまま朝焼けへとつながっていくような空の変化が見られます。今後は日ごとに太陽の南中高度が低下し、夜に太陽が地平線下にある時間が少しずつ長くなっていきます。
この日の日没時には太陽の反対側の地平線付近に広がるビーナスベルトも見ることができました。夕焼けと同じ仕組みで赤みを帯びた光が大気中に広がり、空の青色と重なって淡いピンク色の帯状の光が広がる現象です。更にその下の地平線付近には、地球が太陽光を遮ることで生じる地球影も確認できました。
撮影:JARE67 池田未歩(2026年1月21日)
今後昭和基地では5月末頃に一日中太陽が昇らない極夜を迎えます。1年の中で見られるこのような大きな日照時間の変化は、緯度の高い地域ならではの特徴です。南極の短い夏も終わりに近づいていることを空から感じることができました。
(JARE67 池田未歩)


