ドームふじ観測拠点IIへの準備(食材編)

7月18日、ドームふじ観測拠点IIへの内陸旅行準備のため、調理担当の多賀隊員と数名のメンバーが出発後の行動食「レーション」の作成を行っていました。このレーション作りは5月頃から既に始まっており、通常の業務の合間に少しずつ食材の加工や袋詰めを行っています。内陸旅行は約3カ月を予定しており、昭和基地から1,000キロほど離れた場所へ向かうため、この食材がその期間の隊員達の活動を支えます。

準備を始める調理担当の多賀隊員
撮影:JARE66 米村幸司(2025年7月18日)
肉や魚の切り分け等を行う荒木隊員
撮影:JARE66 米村幸司(2025年7月18日)
調理された食材をその場で真空パックしている野島隊員
撮影:JARE66 荒木修(2025年6月5日)
パッキングされた食材はリストに沿ってダンボール詰めされていきます
撮影:JARE66 荒木修(2025年7月18日)

出発してしまうと3カ月は戻ることが出来ず、移動中も拠点に着いてからも昭和基地のような厨房はなく簡易的な居住スペースでの調理となります。出来る加工は昭和基地で行い、各種食材を次々とパッキングしていきます。

ドームふじ観測拠点IIへの準備はまだまだこれからです。食材の準備だけでなく、車両や燃料の準備、ルート工作や物資の積込など各種準備が待っています。越冬期間後半も協力して準備を進めていきます。

ポテトサラダの具材を混ぜ合わせる井上隊員
撮影:JARE66 荒木修(2025年6月2日)
ラベリング作業を進める清水隊員
撮影:JARE66 荒木修(2025年5月23日)

(JARE66 米村幸司)