6月16日から19日にかけて、第67次南極地域観測隊の夏期総合訓練(通称:夏訓)を実施しました。
3月に行われた冬期総合訓練(通称:冬訓)は南極観測全般に係る概要の講義はあるものの、どちらかといえば寒冷地スキル習得のため実技メインのプログラム構成でした。一方、夏訓はこれから出発する「67次隊」がどのような隊なのか、代表者による説明や部門別打ち合わせを通して理解を深める座学メインの構成になっています。

撮影:国立極地研究所 広報室(2025年6月16日)

撮影:国立極地研究所 広報室(2025年6月16日)

撮影:国立極地研究所 広報室(2025年6月17日)

撮影:国立極地研究所 広報室(2025年6月18日)

撮影:国立極地研究所 広報室(2025年6月18日)
先遣隊のみの会合や、女性隊員向けWSなども開催された他、最終日には夏訓唯一の実技プログラムとして救命救急処置訓練を実施しました。南極地域で起こりうる傷病に備えて、隊員全員が受講します。

撮影:国立極地研究所 広報室(2025年6月19日)

撮影:国立極地研究所 広報室(2025年6月19日)
講義の合間に候補者同士の会話で取り扱う話題も、現地での作業内容や支援を依頼したい項目の相談など、冬訓の頃に比べ具体的なものになってきました。7月1日には越冬隊を中心に勤務する「隊員室」が開設され、出発に向けての準備が本格化する予定です。
(国立極地研究所 広報室)