南極地域観測隊では、気候モデル内で再現が難しいとされる南極域・南大洋上の雲の再現精度を高めるために、「しらせ」船上で雲を直接観測しています。また、雲ができる大気の環境や、雲を作る大気や海洋からのエアロゾル(大気中の微小な粒子…排気ガス、土ぼこり、海のしぶきなど)の供給の過程について調査しています。
観測にはさまざま装置が使用されています。
・総合気象観測計:基礎気象要素(温度、湿度、気圧、風速)、エアロゾル数濃度を測定
・ライダーシーロメーター:雲の底の高さ、雲の相状態(水雲or氷雲)を観測
・マイクロ波放射計:気温・水蒸気の鉛直分布を推測

提供:JARE66 佐藤 和敏

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月10日)
観測データをチェックする近藤隊員(右)
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年12月12日)
・雲粒子センサーゾンデ:雲粒の数や大きさ、相状態の鉛直分布を取得

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年3月10日)
・エアロゾルのフィルター採取:雲を形成する核となるエアロゾルを調査

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年3月20日)

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年3月20日)
・ドローン:基本気象要素やエアロゾル数濃度の鉛直分布を計測

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年3月21日)

気象観測ドローンを操縦する高橋隊員
撮影:JARE66 北本 憲央(2025年3月21日)
気象観測ドローンによって撮影されたトッテン氷河
撮影:JARE66 高橋 和(2025年3月21日)
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これらの観測を行うことで、地球温暖化で変動する南極域・南大洋上の雲の性質を解明することに役立てます。
(JARE66 北本憲央)