フリーマントル入港

2月23日10時頃(日本時間11時)、観測船「しらせ」が寄港地フリーマントルに到着しました。私たち66次夏隊にとっては昨年12月にオーストラリアのフリーマントルを出港して以来となります。65次越冬隊の皆さんにとっては、2023年11月末以来、なんと約1年3か月ぶりとなります。前日まで遠くに見えていたフリーマントルの街並みが、翌朝には建物の形まではっきりとわかるくらいにまで近づいていました。

近づいてきたフリーマントル港
撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月23日)

9時過ぎから、船がフリーマントルに近づくと、甲板に出て港を眺める隊員が増えてきました。「緑だ!」「情報量が多い!!」と久しぶりに目にする木々や建造物に喜ぶ65次越冬隊員もいました。

港に向かって手を振る観測隊員たち
撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月23日)
久しぶりの巨大建造物に目が奪われる観測隊員たち
撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月23日)

11時現在、隊員の入国手続きも無事に終了し、帰国後の説明会が行われています。
明日の午後に66次レグ1夏隊と65次越冬隊は下船し、空路で帰国することになります。代わって66次レグ2夏隊が新たに乗船します。今後は26日に出港し、3月上旬からトッテン氷河沖での観測が始まる予定です。

(JARE66 北本憲央)