南極観測船「しらせ」がフリーマントルに入港したその日の午後、AS観測隊ヘリコプターが「しらせ」から搬出されました。

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月23日)
夏期間、昭和基地での観測で大変お世話になったヘリコプターが運び出される様子には感慨深いものがあります。
一方、もう一つのヘリコプター 通称「CHオーロラ91号」は「しらせ」とともに日本へ戻ります。
66次の夏期オペレーションでは2機のヘリコプターがフル稼働しました。今期は2レグ制に伴い、ヘリコプターの飛行開始時期が遅く、さらに最終便が早かったことで、例年に比べ極めて短いオペレーション期間でした。このような厳しいスケジュールのもと、食料や観測機材など物資の空輸作業に加え、野外観測・基地設営支援のおける飛行任務を、ほぼすべて成し遂げることができました。
ヘリコプターの飛行を担当した「しらせ」乗員の皆さんや観測隊員だけでなく、機体を万全の状態に維持し続けた整備担当の皆さん他、運航に関わった多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。改めて、ありがとうございました。

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月6日)

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月7日)

撮影:JARE66 北本 憲央(2025年2月8日)
(JARE66 北本憲央)