じゃがいも保存対応

2月21日(金)午前、この日は朝から「外出注意令」が発出される程度の非常に強い風が吹いていました。午後には実際に発令されることとなりました。外での作業が危険なため、調理隊員を中心として野菜ケアオペレーションが提案されました。持ち込んだじゃがいもの芽がかなり伸びてしまっていたので、皆で手分けして芽取りを行いました。

食材を含むあらゆる物資は「しらせ」とともに来る一回の輸送しかなく、買いにいくこともできないので、大事にケアをして長持ちさせなくてはいけません。一人一箱ほど芽取を行い、すっかりじゃがいもはきれいになりました。今後もキャベツなどの野菜を順番に手入れする予定です。

じゃがいもの芽取りの様子1
撮影:JARE66 米村 幸司 (2025年2月21日)
じゃがいもの芽取りの様子2
撮影:JARE66 米村 幸司 (2025年2月21日)
芽を取って綺麗になったじゃがいも
撮影:JARE66 米村 幸司 (2025年2月21日)

昼食は調理隊員によりスープカレーが用意され、大きなじゃがいもを味わいました。まだ越冬交代後一ヶ月目ではありますが、実際に触れて、食べることで改めて生鮮食品のありがたみを感じました。また皆で協力して作業をする楽しみも感じました。

この日の夜、シアター係の企画にて夕食後に皆で映画を見ることとなりました。本当に偶然ではありますが、その映画は南極の昭和基地のような場所で「じゃがいも」を食べて生き抜く映画でした。こうして昭和基地はじゃがいもとふれあった一日でした。皆さん映画にお心当たりはありますでしょうか。

31人(分)のじゃがいもを調理
撮影:JARE66 米村 幸司(2025年2月21日)
スープカレーに大きなじゃがいも
撮影:JARE66 米村 幸司(2025年2月21日)

(JARE66 米村幸司)