ゼロリセット式

ゼロリセット式は、昭和基地発電機の運転時間数をリセットし、発電機の運用を次の隊に引き継ぐものです。65次機械担当隊員により発電機1号機・2号機のリセットボタンが押され、66次隊管理による発電機の運転時間が始めました。

65次設営主任を務めた福本隊員は「次の代へこの昭和基地を守ってつないでいく、これが機械隊の使命なんだということをずっと思ってやってきた。ようやく達成できてほっとしている。これからもこの発電機、そして昭和基地を守っていってほしい」と66次隊へメッセージを送りました。

引継ぎを終えた66次機械担当隊員は、これから1年間、気を引き締めて運用にあたります。

65次隊の1号機運用時間:4501時間(左)、2号機運用時間:4370時間(右)
撮影:JARE65 山岡 麻奈美(2025年1月31日)
越冬交代日の0時に1年間分の発電時間をリセット
撮影:JARE65 山岡 麻奈美(2025年2月1日)
1年間の発電機運用を終え、ほっとする65次隊のみなさん
撮影:JARE65 山岡 麻奈美(2025年2月1日)

2月1日にはいよいよ越冬交代となり、基地の運営・管理は66次隊に引き継がれます。65次隊、66次夏隊の昭和基地での生活も残りあとわずかとなりました。

(JARE66 北本憲央)