流氷域に入りました!

66次隊を乗せた「しらせ」は12月21日午前7時51分(日本時間13時51分)、南緯66度、東経38度地点にて流氷域(流氷のかたまりが広がる海域)に入りました。

午前7時過ぎに流氷域接近のアナウンスが流れ、その時にはまだ遠く離れたところに見えていた流氷の集まりが、時間が経つにつれ徐々に近づいてきます。途中、ぽつりぽつりと浮かぶ海氷の上にはペンギンやアザラシの姿も見られ、観測隊員たちがカメラに収めようと懸命に撮影を試みます。そうしているうちに、ついに流氷域に進入。その後、あっという間に真っ白な世界に変わっていきました。

遠くに見える流氷域
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年12月21日)
多くの流氷を背景に記念撮影
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年12月21日)
流氷域の動物たち。総研大の学生で、海鳥の研究が専門の北川さんが撮影しました。
撮影:JARE66 北川 達朗(2024年12月22日)

現在「しらせ」は、ガゴン!ぐゴゴゴゴゴォぉぉ・・と大きな音を立てながら氷を押し退け、昭和基地へ向けて航行中です。昭和基地への行く手を阻む、分厚い氷との戦いが始まったところです。

船首(左)・船尾(右)から見た風景
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年12月22日)

(JARE66 北本 憲央)