氷山発見

「しらせ」ではクジラやペンギン、オーロラなど、日本ではなかなか見られないものが現れると船内放送が入ります。12月15日、昼食を待つ観測隊に「氷山※を視認した」と放送が入りました。本航海では初の氷山視認となります。観測隊員たちは昼食を急いで食べ、記念すべき“初氷山”を記録に収めようと、カメラを持って艦橋や甲板に駆け上がり、氷山が横を通りすぎるまで撮影会は続きました。夕方になると別の氷山もいくつか見られ、南極に近づいていることを実感します。

ちなみに、毎年、氷山の初視認時刻当てクイズが行われます。正解時刻に近い予想をした上位3名には豪華景品があるとの噂。南極に初めて行く観測隊員も多く、いつ氷山が見られるか見当もつきません。過去の記録やしらせ乗員のみなさんの意見を参考にしながら予想している様子が見られました。結果は・・12月15日11時53分52秒。ニアピン上位3名はしらせ乗員の方々でした。さすが!

※氷山:氷河や棚氷(陸上から連結して洋上にある氷)から海に流れ出した氷の塊

海に浮かぶ氷山
(おおよその大きさ:高さ40m×幅240m)
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年12月15日)
氷山を眺める観測隊員たち
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年12月15日)
氷山を背景に記念撮影
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年12月15日)
"手乗り氷山"の撮影に挑戦中
撮影:JARE66 北本 憲央(2024年12月15日)

(JARE66 北本 憲央)