深層掘削、待望のファーストコア上がる!

12月1日にドームふじ観測拠点IIに着き、100万年前のアイスコア採取を目指し深層掘削の準備を進めてきた65次隊66次隊ドームチームは、12月13日初めてのコア採取に成功しました。昨年行われてきた浅層掘削の後を継ぐもので、深さ126.20 mの地点から長さ3.78 mのコアが得られました。

コアが地上に上がってくる際には多くの隊員が掘削場に集まり、笑顔と拍手でその時を迎えました。直接掘削業務に当たるのは6名ですが、チーム全体が掘削成功のために日々努力を重ねており、その努力が結実した瞬間でもありました。

掘削孔に挿入される深層掘削ドリル①
撮影:JARE66 小原徳昭(2024年12月11日)
掘削孔に挿入される深層掘削ドリル②
撮影:JARE66 小原徳昭(2024年12月12日)
深層掘削ドリルを操作する川村副隊長
撮影:JARE66 井上崚(2024年12月13日)
コアバレルからアイスコアが出てくる瞬間
撮影:JARE66 小原徳昭(2024年12月13日)
掘り上がってきた深層掘削のファーストコア
撮影:JARE66 川村賢二(2024年12月13日)

ファーストコアの切削ピッチを記録する古崎隊員とそこに集まる隊員ら
撮影:JARE66 井上崚(2024年12月13日)
掘削を担当する隊員
撮影:JARE65 鶴野崇治(2024年12月13日)

夕食の際にはケーキでファーストコアの掘削をお祝いしました。今後さらに精力的に作業を進め、800 mという今期の目標達成を目指します。

ファーストコア掘削をケーキで祝う様子
撮影:JARE66 小原徳昭(2024年12月13日)

(JARE66 古崎 睦)