ドームふじ観測拠点Ⅱへと出発

11月1日に昭和基地入りした先遣隊。11月初旬、ブリザードに見舞われ外作業ができない日もありましたが、ついにドームチーム出発の日がやってきました。

以前のブログで紹介いたしました、ドーム旅行中の食料「レーション」。橇への搭載は、保存の観点から出発日の前日の夕方に運び入れを行いました。またその他必要な物資を、ドームチームのみならず65次越冬隊員も協力して橇へ運び入れをします。

バケツリレーでレーションを橇へ運び入れる
撮影:JARE65 山岡麻奈美(2024年11月10日)

27人で約9か月過ごしてきた中、先遣隊18名を受け入れ昭和基地は大変にぎやかになりました。およそ10日間ほどでしたが、先遣隊の隊員との昭和基地での生活は新鮮で、楽しいひと時でした。

これからドーム旅行へと旅立つドームチーム
撮影:JARE65 山岡麻奈美(2024年11月11日)
ドーム旅行へと旅立つ雪上車を前に、メンバーとの別れを惜しむ越冬隊員ら。
撮影:JARE65 山岡麻奈美(2024年11月11日)

65次越冬隊員からも3名がドーム旅行へ参加し、これからは先遣隊からペンギンチーム2名、気象メンバー1名の計3名を迎えた新たな27名の昭和基地での生活が始まります。

先遣隊を見送るといよいよ昭和基地での生活も終盤を迎えてきた気がして、寂しい思いと日本への帰国が近づいてきた嬉しい思いが入れ混じり、なんとも表現のしがたい気持ちになりますが、これから66次本隊の受け入れに向け、今まで以上に忙しくなる昭和基地の生活。1日1日を無駄にしないよう噛みしめていきたいと思います。

昭和基地を離れ、海氷上を進む雪上車。
撮影:JARE65 山岡麻奈美(2024年11月11日)

ドーム旅行に参加する皆さまの昭和基地帰着をお待ちしております。
事故ケガのないよう、どうぞご安全に!いってらっしゃい!!

(JARE65 山岡麻奈美)