隊員同士の相互理解および一般教養を深めることを目的に、越冬期間中、「南極大学」という講義を毎週金曜日の夕食後に実施しています。南極大学は、歴代の観測隊報告を遡ると第7次越冬隊の頃から既に始まっていたようです。講義は、65次越冬隊では隊員全員が持ち回りで担当します。テーマは自由で、業務のこと、趣味のこと、どんなことでも構いません。実技形式もOK。
観測隊には、様々なバックグラウンドを持った人たちが集まっています。
担当隊員の業務内容に関連した講義の回もあれば、隊員自身が興味のあることを熱く語る回も。
観測隊に参加しなければ、知る機会がなかったかもしれない話を聞くことができ、毎度講義終了後には隊員から講師に様々な質問が飛び交います。
「次回はどんな内容の講義かな~」と楽しみにしながらも、自分の担当回が差し迫ってきて、テーマは何にしようか、そろそろ決めないと準備が間に合わないな…と焦り始めている今日この頃です。
(JARE65 山岡麻奈美)