4月の昭和基地

4月になりましたね。新年度を迎え、環境が大きく変わられた方も多いかと思います。昭和基地では、4月9日の朝、マイナス20℃を記録しました。日に日に夜が長くなり、夕食を終える18時過ぎには、すっかり外は暗くなっています。晴れた夜にはオーロラも頻繁に見られるようになりました。

南極大陸側から昇る8時過ぎの太陽(上)。この日の日の出時刻は7時34分でした。
朝日に照らされる昭和基地主要部(下)。
撮影:JARE65 山岡麻奈美(2024年4月9日)

また、空気の澄んだ日にはダイヤモンドダストを見ることができました。
ダイヤモンドダストは、大気中の水蒸気が結晶化し、空気中にただよう氷の粒に光が当たって反射し、キラキラと輝いて見える現象です。

撮影:JARE65 奥谷椋一(2024年4月7日)

これから本格的に迎える南極の冬を間近に感じ、南極の自然の美しさ、厳しさを感じます。

朝のミーティングの様子。お互い顔を合わせて、1日が始まります。
撮影:JARE65 山岡麻奈美(2024年4月9日)

晴れた夜には、南十字星をはじめとする南半球の星座を楽しむことができます。天の川も美しく見られました。
撮影:JARE65 奥谷椋一(2024年4月9日)

(JARE65 山岡麻奈美)