今回は地質チームの調査以外の風景をお伝えします。
もちろんメインの活動は地質調査ですが、キャンプの日常では様々なことを行っています。
(1) 気象観測
朝・夕の2回、気温・湿度・気圧・雲量・風速・天気などを記録しています。地質チームはどのチームよりも多くの露岩を飛び回りますので、各地の貴重なデータを集めることができます。
(2) 料理
昭和基地のように調理隊員がいればいいのですが、キャンプには同行しませんのでもちろん自分たちで調理します。食材は日本での準備で必要種類と量をリストアップし、南極に向かう「しらせ」の中で各野外チームに分配します。配布された食材でメニューを考えます。
(3) 定時交信
安否確認や天気予報、今後の予定確認などを行うために毎日決まった時間に昭和基地の通信隊員や気象隊員と無線で会話を行います。チーム外の人と話す唯一の時間で、このときをひそかに楽しみにしています。
(4) 来客
氷で覆われた南極での野外チームの移動はヘリコプターがメインとなります。そのため、調査地の上空をヘリが通過することもあります。他のチームも頑張っていると思うと、こちらも元気がでてきます!逆に自分たちのヘリ移動で他のチームを見ることもあります。
(5) おまけ
ブリザードに見舞われたルンドボークスヘッタでの調査ですが、クリスマスを楽しみました。
(JARE65 森祐紀)