11月5日(日)、65次隊の先遣隊が昭和基地にやってきました。昭和基地沖の海氷上の滑走路に飛行機が降り立つと、アデリーペンギン2羽が近寄ってきて65次先遣隊をかわいらしく出迎えていました。
海氷上の滑走路から雪上車に乗り込み、昭和基地に上陸した65次先遣隊の皆さん。こちらでも到着を心待ちにしていた64次越冬隊が、にぎやかに手を振って出迎えました。
もう一つ、楽しみにしていたものがあります。それは新鮮な食材のおみやげです。観測隊の食糧の補給は「しらせ」による年に1度のみのため、越冬生活の後半に入ると食卓に上る食材のほとんどが冷凍もしくは常温保存の缶詰め等になります。そのため、例年、越冬隊の隊員たちは卵かけごはんやシャキシャキのキャベツが恋しくなり、次隊が到着とともに差し入れてくれる新鮮な食材を心待ちにしています。
これから長期間の観測活動等に備え、多くの物資を持ち込んで仕事を始めるところ、経由地でたくさんの食材を買い込んで来てくれた65次先遣隊の皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。美味しくみずみずしいおみやげをもらい、越冬生活のラストスパートに向けて元気をチャージできました。
(JARE64 白野亜実)