7月19日、国立極地研究所にて65次隊の冬期総合訓練の補講が実施されました。65次隊では2月27日~3月3日に長野県湯の丸高原で冬期総合訓練を行いましたが、それに参加できなかった隊員が、南極で活動するうえで必須となる野外活動に関する知識と技術の習得を目指すものです。
今回の補講では、講師および野外観測支援担当の山岸隊員の指導のもと、南極でのフィールドワークについての講義とロープワークの実技、クレバスレスキュー訓練、ツェルトの使用方法、負傷者搬送訓練などの実技演習が行われました。
講師から「ロープを使う活動に限らず、南極で活動する際は常にバックアップのプランをもって活動するように心がけてください。」とのお話がありました。山岸隊員からは、「暑い中、汗を流しながら、氷河、氷についての救助方法や、ロープワークを学び、任務に必要な技術を学びました。慣れた方が多くスムーズに講習が運ぶ事が出来ました。」とのコメントをいただきました。
(JARE65 山岡麻奈美)