南極の各国基地では、伝統的に極夜の折り返しである冬至※(日本では夏至)の日を中心に、南極での越冬を祝う「ミッドウィンターフェスティバル(MWF)」を行います。昭和基地で越冬中の64次隊もMWFの準備を進めています。
暗い極夜の日々ですが、チームワークを存分に発揮して楽しみながら準備を進めています。この64次越冬隊みんなで笑顔でMWFを迎えることができ、本当に嬉しく思います。どんな冬の祭典であったか、またこの観測隊ブログでお伝えしたいと思います。
(JARE64 白野亜実)
※天文学の定義では、「春分」の地球と太陽の位置関係を基準にして、公転の結果、地球から見た太陽の位置が90度進んだ瞬間を「夏至」(それを含む日を「夏至日」)というため、正式には真冬の南極でも、天文学的には「冬至」ではなく「夏至」となります。