MWF準備中

南極の各国基地では、伝統的に極夜の折り返しである冬至(日本では夏至)の日を中心に、南極での越冬を祝う「ミッドウィンターフェスティバル(MWF)」を行います。昭和基地で越冬中の64次隊もMWFの準備を進めています。

19広場には暖かい雰囲気の灯篭や飾りが登場
撮影:JARE64 瓢子俊太郎(2023年6月14日)
基本観測棟前の広場にはかまくらが作られています
撮影:JARE64 白野亜実(2023年6月14日)
斜面を利用してなにかのコースが作られています
撮影:JARE64 白野亜実(2023年6月14日)
冷蔵庫のような雪の塊、なにができるのでしょうか
撮影:JARE64 白野亜実(2023年6月14日)
管理棟につながる通路棟には屋台が組み立てられました
撮影:JARE64 白野亜実(2023年6月15日)

暗い極夜の日々ですが、チームワークを存分に発揮して楽しみながら準備を進めています。この64次越冬隊みんなで笑顔でMWFを迎えることができ、本当に嬉しく思います。どんな冬の祭典であったか、またこの観測隊ブログでお伝えしたいと思います。

JARE64 白野亜実)

※天文学の定義では、「春分」の地球と太陽の位置関係を基準にして、公転の結果、地球から見た太陽の位置が90度進んだ瞬間を「夏至」(それを含む日を「夏至日」)というため、正式には真冬の南極でも、天文学的には「冬至」ではなく「夏至」となります。