ドームふじ観測拠点IIで作業開始

掘削地点が決まったドームふじ観測拠点IIでは居住スペースやアイスコア掘削場の建設が始まりました。建屋の建設に先だって、まず圧雪車によって雪面の整地が行われ、それと並行して、深層掘削期間中に観測隊員の生活の拠点となる内陸居住モジュールの建設も進んでいます。その他にも、深層アイスコア掘削で使用する発電機や建設に使用する重機の立ち上げや、深さ100メートルを超える浅層アイスコア掘削の準備も進めており、ドームふじチームが一丸となって100万年を越える最古級の氷の採取を目指すあらたな深層掘削の準備を進めています。

圧雪車による観測拠点建設予定地の整地
撮影:JARE63 越冬同行記者(2022年12月9日)

内陸居住モジュールの建設を進める観測隊員
撮影:JARE63 越冬同行記者(2022年12月12日)

(JARE64 津滝俊)