流氷域進入!

64次隊を乗せた「しらせ」は、12月15日午前にリュツォ・ホルム湾の流氷域に進入しました。リュツォ・ホルム湾は昭和基地のある東オングル島が面している海です。14日昼すぎからぽつりぽつりと流氷が現れ始め、たった一日で真っ白な流氷に覆われました。氷上に動物が乗っていないか探したり、流氷を何かの形に例えたり、ブリッジから外を眺める隊員たちはいつになく嬉しそうでした。

ブリッジからの眺め、12月15日午前1時頃(左)、同午後3時ごろ(右)
撮影:左:JARE64 白野亜実、右:JARE64 山口真一(2022年12月15日)

リュツォ・ホルム湾の流氷域にある観測ポイントでは、海底圧力計や耐氷フロートの投入、海水や海氷の採取など海洋観測を行いました。

観測甲板から降ろしたカゴで海氷をキャッチ。スケールを確認し、記録する伊藤優人隊員。海氷の成長過程と海氷に含まれる物質の関係を調べます。
撮影:JARE64 白野亜実(2022年12月15日)
流氷の上にはペンギンやアザラシの姿が
撮影:左:JARE64 小松俊介、右:JARE64 山口真一(2022年12月15日)

「しらせ」近くを飛ぶユキドリにも出会いました
撮影:JARE64 小松俊介(2022年12月15日)

(JARE64 白野亜実)