南極への出港が目前となった10月、大井ふ頭にて南極観測船「しらせ」に観測隊の物資搭載が行われました。
「しらせ」に積み込む物資は、各種観測のための装置をはじめ、雪上車、越冬中の食糧・燃料、隊員の私物など多岐にわたります。国立極地研究所などから運ばれた物資は、一旦ふ頭の倉庫に集積され、「しらせ」が母港である海上自衛隊横須賀基地から移動してきたタイミングで搭載を開始します。
物資の荷姿はダンボール・コンテナ等様々ですが、「しらせ」乗員や輸送業者の皆様のご協力により、無事にすべての物資(およそ1,163t)の搭載が完了しました。
このあと観測隊員は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2週間の隔離生活を経たうえで「しらせ」に乗船し、横須賀基地から南極に向かいます。
(JARE63 白井あゆ美)