物資搭載

南極への出港が目前となった10月、大井ふ頭にて南極観測船「しらせ」に観測隊の物資搭載が行われました。

「しらせ」に積み込む物資は、各種観測のための装置をはじめ、雪上車、越冬中の食糧・燃料、隊員の私物など多岐にわたります。国立極地研究所などから運ばれた物資は、一旦ふ頭の倉庫に集積され、「しらせ」が母港である海上自衛隊横須賀基地から移動してきたタイミングで搭載を開始します。

物資の荷姿はダンボール・コンテナ等様々ですが、「しらせ」乗員や輸送業者の皆様のご協力により、無事にすべての物資(およそ1,163t)の搭載が完了しました。

このあと観測隊員は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2週間の隔離生活を経たうえで「しらせ」に乗船し、横須賀基地から南極に向かいます。

「しらせ」のクレーンで吊り上げられた雪上車。前部貨物艙に搬入する
撮影:南極観測センター(2021年10月11日)
パレットに積まれたダンボールなどの物資を岸壁(①)からクレーンで吊り上げ(②)、飛行甲板(③)の一つ下の観測甲板(④)に積み込む
撮影:JARE63 白井あゆ美(2021年10月18日)
「しらせ」搭載を待つ12フィートコンテナ。貨物艙や観測室に収納する物資を先に搭載するため、12フィートコンテナの搭載は物資搭載期間の終盤となる
撮影:JARE63 白井あゆ美(2021年10月20日)
積み込みを終え、「しらせ」は大井ふ頭を離れ、横須賀基地に向かう
撮影:JARE63 白井あゆ美(2021年10月25日)

(JARE63 白井あゆ美)