久しぶりの晴天、そしてオーロラ

3月下旬から頻繁にブリザードが来襲していましたが、512日は日中、久しぶりに快晴となりました。5月末には極夜になるため、そろそろ太陽も見納めとなります。

極夜に近いこの日は、昼過ぎでも太陽高度が低い
撮影:JARE62 金城 順二(2021年5月12日)

この日は15時前に日が沈み、16時過ぎには夕焼けが見えて暗くなり始めています。

16時頃には夕焼けとなり暗くなり始めている
撮影:JARE62 西村 祐香(2021年5月12日)

一方で、58日にMクラスの太陽フレアが観測されています。この際にCMECoronal Mass Ejection:コロナ質量放出)と呼ばれる、磁場を纏った多量の質量(プラズマ粒子)が太陽から放出される現象も発生しています。これが地球に到達するとCMEが持つ磁場で地磁気擾乱が発生し、それに伴いプラズマ粒子が地磁気内部に侵入します。オーロラは太陽から放出されるプラズマ粒子が上空にある窒素や酸素が衝突して発行する現象のため、CMEが地球に到達することはオーロラが発生しやすい状況になります。

太陽も沈みかなり暗くなった1730分頃、悪天の続いていた昭和基地でも久しぶりにオーロラを見ることができました。この時はCMEの影響で、色とりどりのオーロラが撮影されました。

天頂から降り注ぐ青と緑のオーロラ
撮影:JARE62 赤松 澪(2021年5月12日)
水平線から広がっていく赤と緑のオーロラ
撮影:JARE62 赤松 澪(2021年5月12日)

 

また、水平線から広がるオーロラをタイムラプス撮影して動画にしましたのでご覧ください。

撮影・編集:JARE62 蓜島 宏治

昭和基地ではもうすぐ太陽を見ることができなくなる極夜となります。また、季節的にも天気が悪くなることの多い時期となりますが、天気が良い夜はオーロラや満天の星を楽しんで過ごしていきたいと思います。

 

(JARE62 蓜島 宏治)