昭和基地があるのは東オングル島。その対岸に広がる南極大陸上、昭和基地から東に約20kmのS17地点は、南極大陸への内陸旅行・航空拠点として重要な場所となっていて、昭和基地周辺にある唯一のリアルタイムで昭和基地に観測結果を送付している。そして昭和基地よりも標高の高い場所にあるS17の気象ロボットの観測データは、南極大陸から吹き下ろしてくるカタバ風の変化をいち早く検知できるなど、基地周辺で活動する上で重要な情報となっています。
12月27~28日の2日間で、61次越冬隊員からその観測を引継ぐために、S17に行ってきました。
<出発>
12月27日に、国内から持ち込んだ器材と共に、ヘリコプターでS17に出発しました。
<S17での作業>
現地では、建物周辺の除雪、気象ロボットの点検、必要な部品の交換などを行ってきました。
2日間共同で点検を行い、無事に引継ぎが終了しました。
引き続き、観測隊の活動に有用な気象データを送り続けてくれることでしょう。
(JARE62 気象部門)