優先物資空輸と接岸準備

観測隊では、昭和基地に到着後すぐに使用したい物資を、「しらせ」に搭載している輸送用大型ヘリコプターを使って“優先物資空輸”で昭和基地へ輸送します。輸送作業は海上自衛隊の「しらせ」乗員の協力により行われます。

昭和基地のヘリポートへ、何便にも渡りヘリコプターが優先物資を届けます。
撮影:JARE61 落合哲(2020年12月20日)
「しらせ」乗員がヘリコプターからトラックへ物資を移動します。
撮影:JARE61 落合哲(2020年12月20日)
観測隊員はトラックで昭和基地各所に物資を移動させます。
撮影:JARE61 落合哲(2020年12月20日)
空輸を行う「しらせ」と昭和基地の位置関係。南極観測ホームページ「観測隊はいまどこ?」のマップを加工。
作成:極地研 広報室

 

これまでに、19日と20日の2日間で優先物資空輸を終了し、昨日(20日)から越冬期間に使用する観測・設営物資のなど一部が“一般物資空輸”で運ばれました。

 

また、「しらせ」接岸準備も進んでいます。隊員は接岸後のバルク輸送に備え、ホース展張等の準備を行い、62次橋田隊長と61次青山越冬隊長は接岸点付近へ海氷上を移動してバルク輸送や氷上輸送経路の状態などの調査を実施、62次金子副隊長はヘリコプターにて上空から海氷状態やコンテナヤード、昭和基地荷受け用の雪上ステージの状態を確認しました。

左に映る露岩が昭和基地。真っ白な海氷上には62次橋田隊長と61次青山越冬隊長が(どこにいるか分かりますでしょうか?)。
撮影:JARE62 金子宗一郎(2020年12月20日)
ヘリコプターから撮影したコンテナヤード周辺の様子。
撮影:JARE62 金子宗一郎(2020年12月20日)

(極地研 広報室)