現地時間12月21日9時30分(日本時間15時30分)、「しらせ」は昭和基地の沖合約350メートルの位置に接岸しました。昭和基地には桟橋がないため、燃料を輸送するホースを基地から伸ばせる範囲の定着氷に「しらせ」が到着したことをもって、接岸としています。
今シーズンの往路における「しらせ」のラミング回数は391回でした。「しらせ」が勢いをつけて氷に乗り上げ、船体の重さで氷を砕いて進む砕氷行動のことをラミングと言います。以下の動画は昭和基地に設置されている見晴らしカメラで撮影された「しらせ」接岸直前のラミングの様子です。「しらせ」が一度後退して、勢いをつけて氷に乗り上げ、その自重で砕氷しながら少しずつ前進していく様子がご覧いただけます。
(極地研 広報室)