南極観測船「しらせ」は、例年南極へ向けて出港する前の総合訓練として、国内各地を巡航します。(参照: 海上自衛隊プレスリリース)
その航海中の、呉から佐世保、佐世保から舞鶴の航海には、一部の観測隊員も乗船し、しらせ乗員とともに観測訓練を行います。今回は、そのうちの前半(呉→佐世保間)について、報告します。
呉→佐世保間では、輸送担当と庶務担当の2名の隊員が乗艦し、海洋観測訓練や観測・設営計画に関する打合せや、往復路での「しらせ」船内での生活等についての調整を行いました。
台風10号の影響により、出港日が1日早まり、9月6日(日)に呉の海上自衛隊基地を出港となりました。
航行中は、「しらせ」船内での訓練の見学、関係者との打合せ・調整、船内設備の確認や通信機器の接続テスト等を行いました。
また、「しらせ」乗員と同じサイクルで船内生活を送ることで、本航海での生活イメージを具体的に知ることができ、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。
(JARE62 金城順二)