衛星通信システム運用訓練

昭和基地と東京の国立極地研究所との間は衛星回線で常に結ばれ、観測データの送信のほか、業務連絡や南極中継に用いられています。
観測隊では、衛星通信システムを維持管理する運用訓練を、9月1日(火)~3日(木)に山口県山口市において実施しました。

運用実務に詳しい技術者による講義を受け、LAN・インテルサット担当隊員候補者を中心に機器操作の実習をおこないました。
アンテナの保守点検や衛星パラメータの更新など、昭和基地に入ってから実施する作業をしっかりイメージすることができました。

変復調装置の出力波形の確認
変復調装置の出力波形の確認 撮影:(上)阿部公樹、(下)三井俊平(どちらもJARE62)

大型アンテナ
昭和基地から送られた電波は、赤道の上、3万6000kmの高さにある人工衛星で折り返され、山口市にあるこのアンテナで受信します。撮影:三井俊平(JARE62)

JARE62 阿部公樹)