冬訓4日目①~Aグループ・ルート工作訓練~の続きです。
Bグループは、南極に到着後、野外での活動を中心に行うため、氷河や氷床上での行動に必要な訓練を行いました。これまでのフィールドワークで習得した雪上歩行や雪の斜面登下降に加え、滑落停止のためのアイゼンやピッケルの使用方法を学びました。
まずは、訓練に使用するアイゼンやピッケルなどの装備を持って、訓練の場所となるスキー場のコースに移動。
コースを登る途中、前日に学んだ雪の斜面の昇り方を復習します。
少し上ったところで、コースの端に荷物を置き、アイゼンを装着。アイゼンのサイズ調整や、ストラップの取り付け方など、装着方法を確認しながら装着します。装着後は、アイゼンでの歩き方や注意事項の説明を受け、実際に歩行の練習をしました。
その後もピッケルを使用した滑落停止訓練や、ロープを利用した負傷者搬送訓練の応用編など、終日フィールドワークを学びました。
訓練終了後、この日は冬訓最後の夜です。本来ならばこの日は夕食後に懇親会を開く予定でしたが、国内で新型コロナウイルス感染症が拡大していることもあり、中止となりました。夕食前には橋田隊長から挨拶があり、いつも通り夕食を済ませました。
明日はいよいよ訓練最終日です。
(極地研 広報室)