漂流系の回収に成功!

ケープダンレーでの観測を終えた南極観測船「しらせ」は、再び東へ進んでいます。今日は、昨年12月に投入した漂流系の回収に成功しましたので、その様子をお届けします!

 

漂流系から送られてきたGPSデータによると、東経105度付近にいるようで、今日ちょうどしらせと落ち合う見込みでした。午前8時前、漂流系を視認した、という放送が入りました。予定よりかなり早い視認です。8時半から回収作業に入ることになりました。

写真の丸の中が漂流系。すぐ近くに!
撮影:JARE61 寺村たから(2020年2月16日)

 

係留系の回収の時と同じように、船を漂流系に寄せ、船上からヨツメを投げて引っ掛ける作戦です。

しらせの01甲板から、ヨツメを手にブイを狙うしらせ乗員の方々
撮影:JARE61 寺村たから(2020年2月16日)
うまく引っ掛かったようです!
撮影:JARE61 寺村たから(2020年2月16日)

 

ヨツメは、漂流系の一番上、黄色いブイの部分にうまく引っ掛かりました。捕獲成功!しらせ乗員の方々が01甲板とその下の第一甲板の右舷に配置され、捕獲したブイを離さないように連携してロープを手繰りながら、船尾近くまで移動させます。

 

しらせ乗員の皆さんが走る!
撮影:JARE61 寺村たから(2020年2月16日)
手繰られた漂流系が船尾付近にやってきました。慌ただしくなります。
撮影:JARE61 寺村たから(2020年2月16日)
クレーンを使ってブイを持ち上げます。
撮影:JARE61 寺村たから(2020年2月16日)
漂流系の上端、ブイの部分が無事に船内に揚がりました。
撮影:JARE61 寺村たから(2020年2月16日)
漂流系下端の「セジメントトラップ」まで回収できました。
撮影:JARE61 寺村たから(2020年2月16日)

 

船尾近くまで引っ張られた漂流系は、甲板のクレーンに接続され、上端のブイから一番下の観測器「セジメントトラップ」まで、無事、船内に揚収されました。漂流系の観測を計画・実施した真壁竜介隊員は、三度目の正直となる今回の回収成功に「よかった」と心底ほっとした表情を見せました。どんな結果が得られるのか、今後の分析に期待です。

JARE61 寺村たから)