消火訓練

一週間前に白夜が終わり、昭和基地にも夜の時間が現れました(といっても一晩中明るいのですが……)。にぎやかな夏はもうすぐ終わりです。2月初めまでに60次越冬隊が帰路の「しらせ」に乗り込んでしまうため、60次隊から61次隊への引継ぎはラストスパートを迎えています。今日は消火訓練の見学と引継ぎがありました。

 

昭和基地には消防署がないので、火災が発生した場合は隊員自らが消火活動にあたらなければなりません。隊員は毎月訓練をして、もしもの事態に備えます。

 

13時、「ジリリリリ……ただいま火災報知器が作動しました」と訓練警報が鳴りました。基地主要部の「管理棟」から100メートルほど離れた「環境科学棟」で火災が発生し、けが人が出ているという想定です。60次隊の隊員が対策本部、消火班、医療班、破壊班に分かれ、それぞれの装備を用意して、管理棟から持ち場に急行します。

訓練警報の直後、防火服を羽織り、現場へ駆けつける60次隊の消火班。
撮影:JARE61 寺村たから(2020年1月27日)

写真右上の階段のある水色の建物が「環境科学棟」。消火班は管理棟から持ち出したホースを繋ぎ、あっという間に放水体制を整えました。
撮影:JARE61 寺村たから(2020年1月27日)

積雪部分を火元と想定して放水。
撮影:JARE61 寺村たから(2020年1月27日)

消火訓練終了後、班ごとに分かれて60次から61次への引継ぎを行いました。

医療班の引継ぎ。撮影:JARE61 寺村たから(2020年1月27日)

万が一の火事にしっかりと備えつつも、訓練の成果を発揮する機会が来ないことを祈ります。

 

JARE61 寺村たから)