隊員を支える大切な仕事

私は昭和基地で、接岸した「しらせ」が風で流されないように支えるなどしています。

結構重労働です。
撮影:JARE61 青山雄一 2020年1月8日

「観測隊ブログを書いて良いよ」と言われ、喜んで引き受けたはいいけれど、真面目な文章が書けないので真面目な話を期待されていた方はごめんなさい。私は夏隊の庶務を担当しています。

さて、私が南極地域観測隊の隊員となった時に周囲の人によく聞かれたことがあります。「何年行くの?」私は夏隊員なので、出国から帰国まで約4か月です。「4か月…」と回答しながら、期待させてごめんという気持ちになりました。南極地域観測隊(本隊)の夏隊は、基本的に11月に日本を出国し、翌年3月に帰国します。一方、越冬隊は夏隊と一緒に出国し、約1年間昭和基地で生活し、翌年の夏隊と共に帰国します。これから約1年間昭和基地で過ごす越冬隊の隊員は、夏期間に前次隊の隊員から引継ぎを受けることも重要任務です。

こちらでは、61次隊環境保全担当の佐藤貴一隊員が、60次隊環境保全担当の和泉智哉隊員から引継ぎを受けています。

水質検査に使用する測定器の調整を行っています。左が60次 和泉隊員、右が61次 佐藤隊員
撮影:JARE61 樋口実佳 2020年1月10日

荒天の日は室内で過ごす隊員が多く汚水量が増えるなど、原因を分析しながら検査を進めています。環境保全隊員は汚水や廃棄物の処理が担当で、風の強い日も極夜の期間も、毎日欠かさず業務を行っているとのことです。私たちの快適な昭和基地生活はこうして支えられています。

隊員も感謝の念を忘れず、しっかりゴミの分別を行います。

第一夏期宿舎のゴミ捨て場。とても細かく分別します。
撮影:JARE61 樋口実佳 2020年1月9日

あまり目立たないけれども無くてはならない役割が、観測隊には沢山あります。南極地域観測隊に参加してから、多くの人に支えられて自分の生活が成り立っているのだと再認識しています。

 

JARE61 樋口実佳)